眠れない夜、コーヒーをやめずに眠る97%オフという選択

時計の針が0時を回っても、頭のどこかが起きている。今日という一日を終わらせたいのに、まぶたの奥がざわついたまま、なかなか眠れない夜がある。コーヒーは好きなのに、夜に飲むとまた眠れなくなるのではと、カップを手に取るたび少し身構えてしまう。そんな夜が、月に何度かある。

なぜ夜のコーヒーは眠れない原因になると言われるのか

コーヒーを飲むと眠れなくなる、という感覚は、多くの場合思い込みではありません。コーヒーに含まれるカフェインには覚醒作用があり、脳の中で眠気を感じさせる物質のはたらきを一時的に抑えると言われています。ただし、その感じ方には個人差があります。同じ一杯でも、まったく眠気を感じない人もいれば、数時間後になっても目が冴えたままの人もいます。もともと寝つきに悩みがある方の場合、この個人差の影響を強く受けやすい傾向があるとも言われています。「眠れない」という感覚に、カフェインへの敏感さが重なっているケースは、決して珍しくありません。

カフェインの半減期という、少し数字の話

カフェインには「半減期」という考え方があります。体内に取り込まれたカフェインの量が半分になるまでの時間のことで、一般的には4〜6時間程度と言われています。つまり夜21時にコーヒーを飲んだ場合、深夜1時から3時になっても、まだ体内には半分近くのカフェインが残っている計算になります。これも個人差が大きく、体質や体調、もともとの睡眠の質によっても変わってくるとされていますが、「寝る前に飲んだコーヒーが、思ったより長く残っている」という感覚は、数字の上でも裏付けがあると言えそうです。焙煎の深さについても触れておくと、深煎りは焙煎の過程でカフェイン量がわずかに減少すると言われていますが、その変化はごくわずかで、カフェインを大きく減らす方法としては十分ではありません。

睡眠の質を考えると、量より「選び方」

「眠れるかどうか」だけでなく、「眠りの質」にコーヒーが影響するとも言われています。深い睡眠に入るタイミングでカフェインが残っていると、眠りが浅くなったり、途中で目が覚めやすくなったりする場合があるためです。日中にコーヒーを何杯飲むかよりも、夜、特に就寝前の数時間に何を飲むかのほうが、翌朝の目覚めに影響しやすいとも考えられています。無理にコーヒーの量を減らそうとするより、夜の時間帯に飲む一杯だけを見直すほうが、続けやすい工夫かもしれません。豆の種類や抽出の仕方を変えるだけでも、体への負担は変わってきます。

コーヒーをやめる、以外の選択肢

「眠れないなら、夜はコーヒーをやめればいい」というのは、たしかに一つの答えです。けれど、一日の終わりに温かい一杯を飲むという時間そのものが、その日を締めくくる儀式のようになっている方も少なくありません。香りを楽しみ、湯気を眺め、肩の力を抜く。その時間ごと手放すのは、少しさびしいことでもあります。ここで選択肢になるのが、カフェインを大幅に減らした「デカフェ」のコーヒーです。デカフェは、コーヒー豆からカフェインを取り除く加工を経たもので、一般的な製法では97%前後のカフェインが除去されます。ゼロになるわけではありませんが、通常のコーヒーと比べれば、体内に残るカフェインの量は大きく変わってきます。

では、その条件を満たす一杯とは

new duh coffeeの静眠は、97%カフェインを除去したメキシコ産の豆を、深煎りに仕立てた一杯です。酸味を抑え、角のない苦味にしているのは、眠る前の時間に負担を残さないための設計です。100g・1,500円(100gあたり1,500円)。繰り返しになりますが、カフェインが完全にゼロというわけではないため、カフェインにとても敏感な方は、飲む量や時間帯を調整しながら試していただくのがよいかと思います。それでも、「コーヒーの時間ごと手放さなくていい」という選択肢があることは、知っておいて損はないはずです。

眠れない夜に、コーヒーをやめる必要はないのかもしれません。豆の選び方や抽出の仕方ひとつで、夜との付き合い方は変えられます。今夜のカップに、静眠という選択肢を添えてみる。それだけで、眠れない夜への向き合い方が、少し変わるかもしれません。

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