コーヒー豆を最後まで美味しく。深煎りの保存方法と、知っておきたいこと。

コーヒー豆は「生鮮食品」として扱う

「コーヒー豆は乾物だから、適当に置いておいても大丈夫」

そう思っている人は、少なくありません。

しかし、コーヒー豆は焙煎された瞬間から、少しずつ劣化が始まります。

焙煎後のコーヒー豆は、細かい孔が多数空いた「多孔質」と呼ばれる構造になっており、水分や湿気を吸着しやすい状態になっています。また、豆に含まれる油分が酸化し、風味が損なわれていきます。

つまり、コーヒー豆は「生鮮食品」のつもりで扱うべきなのです。


コーヒーの鮮度を奪う「5つの敵」

コーヒー豆の鮮度を奪う要素は、以下の5つです。

1. 酸素(酸化)

コーヒー豆は油分が多く含まれており、空気に触れると酸化が進みます。酸化すると、エグミや雑味が出て、本来の香りが失われます。

2. 湿気(水分)

豆は湿気を吸収しやすく、湿度が高い環境に置くと、ツンとした酸味が出たり、カビが発生したりすることがあります。

3. 光(紫外線)

直射日光や蛍光灯の光に当たると、豆の成分が変化し、風味が劣化します。

4. 温度(高温)

高温の環境では酸化が進みやすくなります。特に夏場の常温保存は注意が必要です。

5. ニオイ移り

コーヒー豆は、消臭剤として使われるほど、ニオイを吸収する性質があります。強いニオイのあるものと一緒に保存すると、そのニオイが移ってしまいます。

これらの「5つの敵」から豆を守ることが、美味しさを保つカギです。


深煎りは、実は劣化が遅い

意外かもしれませんが、深煎りコーヒーは、浅煎りに比べて劣化のスピードが緩やかです。

なぜなら、深煎りは焙煎の過程で水分が抜けているため、浅煎りよりも湿気の影響を受けにくいからです。

阪急百貨店のバリスタによれば、浅煎りは水分量が多いので早く劣化するが、深煎りは劣化のスピードが緩やかであるとされています。

つまり、夜のコーヒーとして深煎りを選ぶことは、「保存のしやすさ」という点でも理にかなっています。


保存期間で変わる、最適な保存場所

コーヒー豆の保存方法は、「いつまでに飲み切るか」によって変わります。

2週間以内に飲み切る場合 → 常温保存

夏場や高温多湿の場所でなければ、常温保存でも2週間程度は美味しさを保つことができます。

密閉容器に入れて、直射日光の当たらない冷暗所(キッチンの収納棚や戸棚の中など)に置きましょう。

2週間〜1ヶ月で飲み切る場合 → 冷蔵保存

低温に保たれ、光が遮られる冷蔵庫は、コーヒーの保存に適しています。

ただし、他の食品からのニオイ移りに注意が必要です。キャニスターなどの密閉容器に入れたまま保存してください。

1ヶ月以上保存する場合 → 冷凍保存

1ヶ月以上保存したい場合は、冷凍庫が最適です。

フリーザーバッグや密閉容器に入れて冷凍すれば、半年程度は美味しい状態を維持できます。


冷凍保存の注意点:結露に気をつける

冷凍保存には、一つだけ注意点があります。

それは、結露です。

冷凍庫から豆を取り出して常温に置くと、温度差によって結露が発生し、豆が水分を含んでしまいます。

湿度に弱いコーヒー豆にとって、これは大きなダメージです。

結露を防ぐ方法

  1. 必要な分だけを取り出す
  2. 取り出したら、すぐに冷凍庫に戻す
  3. 小分けにして冷凍する(1週間分ずつなど)

小分けにしておけば、毎回全体を常温にさらすことなく、必要な分だけ取り出せます。


豆のまま?粉?どちらで保存すべきか

保存するとき、「豆のまま」か「粉に挽いた状態」かでも、鮮度の保ち方が変わります。

豆のまま保存 → おすすめ

豆のままであれば、空気に触れる表面積が少ないため、酸化のスピードが遅くなります。

開封後でも、常温で2週間、冷凍で1ヶ月程度は美味しく飲めます。

粉に挽いた状態で保存 → すぐに冷凍

粉に挽くと、空気に触れる表面積が増えるため、酸化のスピードが速まります。

粉に挽いてすぐの状態と、1週間後では、味の差が明確に現れるほどです。

粉で購入した場合、または自宅で挽いた後は、すぐに冷凍保存することをおすすめします。常温であれば1週間程度、冷凍であれば1ヶ月程度が目安です。


保存容器の選び方

コーヒー豆を保存する容器は、以下の2つの条件を満たすものを選びましょう。

1. 密閉性が高い

酸素や湿気を遮断できるよう、しっかり密閉できる容器が理想です。

2. 遮光性がある

光を通さない素材(陶器、ホーロー、ステンレス、遮光性のあるガラスなど)を選びましょう。

おすすめの保存容器

  • ガラス製キャニスター:密閉性が高く、中身が見えて便利。遮光性のあるものを選ぶ
  • ステンレス製キャニスター:遮光性・密閉性ともに優れている
  • 陶器・ホーロー製:デザイン性も高く、機能性も抜群
  • フリーザーバッグ:冷凍保存に最適。空気を抜いて密閉できる

容量は、一人なら200〜300g、家族で飲むなら500g程度が目安です。


買い方も大切:少量ずつ、新鮮なものを

どれだけ保存方法を工夫しても、購入時点で古い豆では意味がありません。

コーヒー豆を買うときは、以下の点に注意しましょう。

1. 焙煎日を確認する

コーヒー専門店では、焙煎日が明記されていることが多いので、できるだけ焙煎日が新しいものを選びましょう。

焙煎してから2〜3日置いた豆が、ガスも落ち着いて最も美味しいと言われています。

2. 2週間〜1ヶ月で飲み切れる量を買う

大容量を買ってお得に見えても、鮮度が落ちてしまっては意味がありません。

new duh coffee では、100g単位で購入できるため、「今月はこの味」と決めて、毎月新しい豆を楽しむことができます。


new duh coffee の保存のしやすさ

new duh coffee の豆は、すべて深煎りです。

深煎りは劣化が遅いため、常温でも2週間程度は美味しく飲めます。

また、100gという少量パッケージなので、「買いすぎて古くなってしまう」という失敗がありません。

一人暮らしの方でも、毎日1杯飲めば、ちょうど2週間程度で飲み切れる量です。

夜のコーヒーとして、毎晩一杯ずつ。 ゆっくりと、最後まで美味しく。

それが、new duh coffee の楽しみ方です。


保存の基本は「密閉・遮光・低温」

最後に、保存のポイントをまとめます。

基本の3原則:

  1. 密閉する:酸素と湿気を遮断
  2. 遮光する:光を避ける
  3. 低温で保つ:冷暗所、または冷蔵・冷凍

期間別の保存場所:

  • 2週間以内 → 常温(冷暗所)
  • 2週間〜1ヶ月 → 冷蔵庫
  • 1ヶ月以上 → 冷凍庫

その他のポイント:

  • 豆のままで保存する
  • 少量ずつ買う
  • 焙煎日の新しいものを選ぶ
  • 冷凍から取り出したら、すぐに戻す

この基本を守れば、コーヒー豆を最後まで美味しく楽しめます。


最後に

せっかく買ったコーヒー豆を、最後まで美味しく飲む。

そのためには、少しだけ保存に気を使うことが大切です。

密閉容器に入れて、冷暗所に置く。 それだけで、香りが全然違います。

あなたの夜のコーヒーを、一杯目と同じ美味しさで。


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new duh coffee は「夜に飲む深煎りコーヒー」を専門とする、オンライン販売のコーヒーブランドです。スペシャルティグレードの豆を使用し、夜の3つのシーン「集中・リラックス・睡眠前」に合わせた深煎りコーヒーを提供しています。

new duh coffee - オフィシャルサイト

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